ヴァンパイヤー戦争

		九鬼鴻三郎 (ヴァンパイヤー戦争)	日本で生まれ、ソ連ＫＧＢ学校を首席で卒業するなど紆余曲折を経てパリで自堕落な日々を送っていた元テロリスト。 パリで出会った少女を巡って地球規模の陰謀に巻き込まれる。
		ラミア＝ヴィンダウ (ヴァンパイヤー戦争)	愛称はキキ。マジャール貴族の血を引くフランスのトップファッションモデル。 特殊な血液を持ち、そのため各国のスパイに狙われることになる。
		ラミア＝ヴィンダウ(吸血鬼) (ヴァンパイヤー戦争)	吸血鬼として覚醒したキキ。史上最大の潜在能力を持ち、三種の神器を使うことができる唯一の存在。
		水城蒔恵 (ヴァンパイヤー戦争)	九鬼が出会った謎の美女。九鬼は長く彼女の幻影を追いかけることになる。
		ムラキ (ヴァンパイヤー戦争)	以前九鬼が日本で参加していた過激派組織のリーダー。沈着冷静頭脳明晰、何よりも無私。しかし義理がたい男。 偶然九鬼と同じパリに潜伏していた。
		ミルチャ＝ミリエール (ヴァンパイヤー戦争)	現代に生きる吸血鬼の長。不死身かつ怪力、既に三百年以上生きている。 トランシルヴァニアの山奥で永く沈黙していたが、表舞台に姿を現した。
		ステラ (ヴァンパイヤー戦争)	ミルチャの娘。 故郷の村で静かに暮らしていたが父の不在中、スペシネフとウスペンスキーの部隊によって連れ去られてしまう。
		古町久太郎 (ヴァンパイヤー戦争)	日本首相のSP隊長。九鬼の危機を救い、全面的な協力を約束したがその目的はわからない。超弩級拳銃であるカガワHGXを携行している。
		古呂林太郎 (ヴァンパイヤー戦争)	現代に生き残る忍者、夜刀八人衆の第三。近代兵器にも習熟してるがこの男は特に昔ながらの忍者道具による隠密戦闘を好む。
		オンサ (ヴァンパイヤー戦争)	アフリカの秘境ブドゥールの女王。蒔恵に良く似ている。九鬼と心通わせたが、自分の立場のために思い悩むこととなった。
		セルゲイ＝ウスペンスキー (ヴァンパイヤー戦争)	ＫＧＢきってのエリート殺人官僚。徹底した合理主義者で残忍冷酷に殺戮を冒す。 その様を例えてデカルト・セルゲイとも評される。九鬼とはＫＧＢ時代から因縁の仲。
		スペシネフ (ヴァンパイヤー戦争)	時代を超えて暗躍する暗黒の怪人。現在ソ連書記長の顧問となっているがその思惑は米ソの目的とは違う。
		ネクラーソフ (ヴァンパイヤー戦争)	アフリカの新興国家ブダー駐在のソ連大使。ブダーの仏独立を助けた。その正体はスペシネフの弟子。現在ムラキに命を狙われている。
		クルチコワ三姉妹 (ヴァンパイヤー戦争)	スペシネフが育てた超能力戦闘員。黒のリーザ（エリザベート、精神感応者）、 赤のマリア（念力放火者）、白のナタリア（ナターシャ、念動力者）の三つ子姉妹。
		礼部 (ヴァンパイヤー戦争)	日本を紀元頃から裏で支配し続けてきた礼部一族の長。三種の神器や日本の覇権を巡る戦いで九鬼の前に現れた。 強大な心霊能力を持っている。
		坂上猛比古 (ヴァンパイヤー戦争)	礼部一派の戦闘部門である籠目党（通称坂上機関）の長。宝玉を巡る戦いで九鬼に倒されたが…
		坂上冬比古 (ヴァンパイヤー戦争)	猛比古の弟で兄同様指揮官でもあり優秀な戦士である。兄亡き後坂上機関を一人で仕切っていたようだ。
		石堂和浩 (ヴァンパイヤー戦争)	礼部一派の財源である石堂コンツェルン社長の次男。一見優男だが残忍な性格で、秘密クラブを経営している。
		悪鬼 (ヴァンパイヤー戦争)	九鬼が遭遇した怪物。３ｍ近い、強靭という次元を超えた肉体を持ち、地の底から震わすような邪悪な咆哮をあげる。 まさに鬼というべき存在。
		ゾンビ・コマンド (ヴァンパイヤー戦争)	狂気の科学者鮫島秀一が作り出した冷酷な兵士。自我は希薄で、白兵戦では驚異的な戦闘力を発揮する。
		ドゥゴン (ヴァンパイヤー戦争)	スペシネフが地の底から呼び出した怪物。魔神の化身であり通常兵器ではまったく歯が立たない。 本来は地球上の三地点でしか呼び出せないが、分断された触毛を使うことで本体を呼び寄せることができる。
		ヴァーオゥの棺 (ヴァンパイヤー戦争)	ラルーサの霊王ヴァーオゥが眠る石棺。 常に青白い霊光によって守られており地球上の科学では開けることはおろか破壊もできない。
		魔剣ダガール (ヴァンパイヤー戦争)	ガゴールからもたらされた三種の神器の一つ。天叢雲のオリジナル。 超空間通信装置のアンテナでもある。